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山縣さんの神社にお参りしてきた

栃木に行って、山縣さんの神社にお参りしてきました!


栃木県矢板市の山縣有朋記念館は、もともと山縣農場と呼ばれていた敷地内にあります。

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山縣農場は、明治17年に払い下げを受けた華族農場です。この矢板や那須野が原のあたりには、主として薩長閥の政治家達の華族農場がたくさんありました。

この山縣農場に、山縣有朋を祭神とする「椿山神社」が存在することは、伊三郎伝記『素空山縣公伝』にも載っています。
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『素空山縣公伝』より。


『素空~』によると、椿山神社は、明治天皇を祭神とした槙ヶ岡神社と一緒に建っているということでした。
山縣有朋が小田原の別荘古稀庵に、明治天皇を祀った神社を建立し、欠かすことなく詣でていたという話は、比較的よく知られているのではと思います。(わたしは『山縣公のおもかげ』で知りました)
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小田原古稀庵の庭園内にある槙ヶ岡神社跡

山縣死後に起こった関東大震災によって、小田原古稀庵は壊滅的な状態になりました。後継者の伊三郎は、かろうじて残っていた洋館(これが現在の山縣記念館の左側の建物です)と一緒に、槙ヶ岡神社を山縣農場内に移します。
その際伊三郎は、叔父であり養父である山縣有朋を祭神とした椿山神社を、槙ヶ岡神社の隣に建立しました。

ただ、『素空~』を読んだだけでは、それが現存しているのか、どこにあるのか、という情報はまったくわかりませんでした。本の刊行当時は現役の農場で、一般人がお参りにいくわけもない状態だったから、情報を載せる必要もないのですが。
なので、本当にお参りできるかどうか??ドキドキしながら山縣記念館に向かったのですが…。

結論から言うと、アッサリ見つかりました\(^o^)/

山縣記念館の駐車場から、記念館に向かう道の左手に石碑があり、その奥の木々の間に、明らかに何かありそうな空間があります!そこが槙ヶ岡神社と椿山神社です。
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この石碑を見逃さないでください!

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この空間はまさに!

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ありました~~!!!
(素空に載ってた写真のときからは建て替わっているっぽい?)

ただし、石碑以外に説明板や案内板は一切ありません。まったくアピールしていない様子。

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椿山神社。

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槙ヶ岡神社。

どちらが椿山神社かというのは、(まあ推測でしかないですが)二つを見比べれば明らかです。槙ヶ岡神社は鳥居の正面にありますし、写真ではわかりにくいですが、椿山神社にくらべて敷地がひとまわりくらい広いです。
しかし、とくに説明板があるわけでもなく、予備知識がないとまずわからなかったと思います。記念館の受付の方も椿山神社については「最近知った」と仰っていたくらいです。

ちなみに記念館でもらえる「山縣農場要覧」には、この神社のことがちゃんと載っていました。
「要覧」によると、この2社は宗教法人「古稀庵」が管理しており、毎年11月に例祭を行っているとのことです。この要覧自体が「創業100年記念」に作られていて、現在はもしかすると変わっているかもしれないですが…。


境内の灯篭なども、すべて小田原古稀庵から移したものだと聞きました。
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山縣有朋が単独で祭神になってる神社は、おそらく日本でこの椿山神社のみです。
山口の木戸神社や大村神社なんかと比べても、もっと内向きの、家族のための社のような印象を受けました。

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木戸神社

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大村神社

規模が全然違いますね。
ひっそりと、でも綺麗な状態で現在まで残っているあたり、伊三郎やその子孫の想いを感じられる椿山神社でした。記念館のほうも素晴らしいので、山縣ファンの方はぜひお参りされることをオススメします!
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