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椿山集と高杉東行

『こしのやまかぜ』に収録されている「椿山集」の中で、「高杉東行」が関係する歌を探したら7首あったので、まとめてみました。
慶応年間の馬関・吉田での空気が感じられて、とても好きです。



   秋のはじめ高杉野村などと萩をたち西市より川舟にて吉田驛にくだりけるとき
ゆく水に秋の影すむ豊浦川月をのせてもくたす柴舟





  おなじ時(上の歌と同じ時)通浦にて
あひきする聲しつまりてさす汐に月もかよひの浦の夕なき




  同じころ(慶応2年2月頃) 下の關なる佐伯なにがしのうしろ田の招隱亭に高杉と共にゆきて
松杉の木の間の庵そなつかしき世のうしろ田のかたほとりにて




  高杉東行の櫻山のかくれがにゆきて酒くみかはして世のことなどかたりあひて
つま木こり小貝ひろひて磯山のあそひもゆかし谷の下庵




  四月のなかば高杉の身まかりけるとき
なき人の魂のゆくへをつけかほにをちかえりてもなくほとゝきす





  四十餘年のむかし亡友高杉東行福田悠々と醉のすさみに雲丹あさりなど畫がきつるを人のたづさへ來て一言書添へてよとこひければ
酒くみしその面影も見ゆるかな雲丹あさりぬるむかしおもへば





  高杉東行の愛玩せし瓢を人の見せければ徃時を思ひ出て
ひさこ酒君かすゝめしありさまは目にも耳にも猶のこりけり





めんどうくさいので原文ママです…
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